Nikon Imaging
Japan
At the heart of the image.

Lesson8:イルミネーション

撮影シチュエーション

撮影場所:イルミネーションスポット

時期:初冬

時間帯:日没後

天気:晴天

冬の訪れとともに全国各地で開催されるイルミネーションイベント。澄んだ空気に輝きが増す光、その美しさを写真に残そうとカメラを持って出かける方も多いのではないでしょうか。今回訪れたのは、会場のあちこちでさまざまなイルミネーションを見ることができる大型イルミネーションスポットです。イルミネーション全体の様子が伝わるカットやその一部分を切り取ったもの、光をファンタジックにボカしてみるなど一眼レフカメラならではの1枚を演出してもいいですね。
多くの観光客が訪れるイルミネーションスポット。譲り合いながらマナーを守って撮影を楽しみましょう。また三脚使用が不可の場所もあるため、使用したい場合は事前に確認しておくことをおすすめします。

撮影監修:斎藤 勝則

撮影地協力:あしかがフラワーパーク

今回選んだレンズ

標準ズーム

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

  • 焦点距離27-82.5mm(35mm判換算)相当の画角をカバー。見た目に近いイメージで、イルミネーション全体を広く写した写真から一部分を大きく切り取った写真まで写すことができます。
  • 小型で軽量なうえ、1本でさまざまなイメージが撮れる標準ズーム。大きな会場など歩きながらの撮影に便利です。
単焦点

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

  • 開放F値1.8の明るいレンズのため、夜のイルミネーションスポットでも手持ち撮影でも手ブレしにくくなります。
  • 明るいレンズならではのボケ味を活かし、イルミネーションの点光源をより美しく大きくボカして写すことができます。
撮影場所と撮影位置

撮影場所に選んだのは池の上に花や白鳥のイルミネーションを置いた、水面に映る光も一緒に楽しむことができる幻想的なイルミスポットです。池の奥には藤棚をイメージしたイルミネーションも見ることができます。今日は風がなく水面が静かなため、鏡のように美しく光を反射した1枚が撮影できるはずです。
池の手前、少し高い位置に設けてあるデッキの上に三脚を立てました。広く全体を写したり一部分を切り取ったり、撮影意図に合わせてこのデッキの上でアングルや撮影ポジションを変えながら撮影を行います。

撮影した写真の比較

標準ズーム

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

イルミネーション全体の様子を捉えるために、広角側の18mm(35mm判換算で27mm相当)で撮影を行いました。池を囲うような光の帯を入れるため少し低い位置からフレーミングしています。池に4つ浮かんでいる生花のオブジェは手前が一番大きく写り、残りの3つは実際に目で見えているより離れて写っているのがわかります。全体をより広々と捉えた、広角らしい遠近感のある1枚になっています。

標準ズーム

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

標準ズームの望遠側55mm(35mm判換算で82.5mm相当)で、生花のオブジェを中心に切り取りました。1番手前のオブジェをメインとして、残りの3つも構図内に入る位置を探しながらデッキの上を移動し撮影しています。18mmで撮影したものと比べると、それぞれのオブジェがぐっと近づいたような圧縮効果を感じます。標準ズーム1本でも、焦点距離を変えることで印象の異なるイメージで撮ることができました。

単焦点

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

今度は単焦点レンズを使い、イルミネーションを背景に演出した1枚を撮りました。手すりの上に雪だるまの人形を置きピントを合わせ、絞りを開放F値のf/1.8にしています。背景としたのは水に浮かんだ生花のオブジェのほか、池の向こう岸に立つ木のイルミネーションです。雪だるまと背景に距離があり、また開放F値1.8の明るい単焦点レンズの効果で大きな玉ボケができ、ファンタジックな1枚になりました。

より大きくボケる単焦点レンズ

単焦点レンズ「開放絞り値f/1.8」で撮影

標準ズームレンズ「開放絞り値f/4.5」で撮影

この2枚の写真は、単焦点レンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」と標準ズーム「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」で、それぞれのレンズの「開放絞り値(開放F値・最大絞り)」で雪だるまを撮り比べたものです。比べてみると背景のイルミネーションが、単焦点レンズの方がより大きくボケていることがわかります。
単焦点レンズの開放絞り値はf/1.8。対してズームレンズの開放絞り値はこのときf/4.5でした。レンズは絞り値が小さいほど大きくボケるという特徴があるため、開放絞り値の小さい単焦点レンズの方が大きなボケを作ることができるのです。
イルミネーションのような点光源を撮る場合、ボケは美しい玉ボケとなって写ります。目で見たままの美しさだけではない、美しい玉ボケを活かしたイルミネーション写真にぜひチャレンジしてみてください。

開放絞り値(開放F値・最大絞り)についての詳細はこちら

こんな写真も撮りました

使用レンズ・機材

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

風景やポートレート、スナップ撮影とさまざまなシーンで活躍する小さく軽い標準ズームレンズ。遠近感を強調した広角描写もボケを活かした望遠の描写も、さらに最大撮影倍率が従来よりも高いため料理や小物などに近づいて撮るクローズアップ撮影も楽しむことができます。

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AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

見た目に近い自然な描写が得られる、焦点距離35mm(35mm判換算で52.5mm相当)の標準単焦点レンズ。開放F値1.8の明るいレンズで、光量が少ない室内も手持ち撮影がしやすく、また美しいボケ味を生かした写真を撮ることができます。軽量・コンパクトで持ち歩きにも便利、スナップ撮影や風景撮影にも最適です。

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ギャラリー

このギャラリーでは「レンズレッスン」で撮影した作品を掲載しています。
レンズの種類や目的で絞り込んで作品を検索することができますのでこの種類のレンズでそんな作品が撮れるのか、またお持ちのレンズの参考にしながらご覧ください。

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