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てくてくカメラ

絶景ビュースポットを探して、木更津周辺へ

千葉県・房総半島の内房は、東京湾の穏やかな海と豊かな山の自然を一緒に楽しむことができる地域です。都心からのアクセスも良く日帰り観光も気軽に楽しめる内房エリアから、今回は富津から木更津、袖ケ浦をめぐり、思わず写真が撮りたくなるようなパノラマビューが広がるスポットを探しました。目もくらむような絶壁からの風景や幻想的な海の夕景、「海ほたる」からの夜景まで、海を臨む美しい景観を1日たっぷりと楽しみました。

1、百尺観音・地獄のぞき → 2、千五百羅漢・石大仏 → 3、袖ケ浦海浜公園・江川海岸 → 4、海ほたるパーキングエリア

1. 百尺観音・地獄のぞき

石切り場跡に掘られた巨大な観音像と
スリル満点! 地上100mの“地獄”スポット

最初に訪れたのは安房郡鋸南町と富津市にまたがる「鋸(のこぎり)山」。岩から成る鋸山は、良質な房州石の産地として古くから盛んに採石が行われてきた歴史を持つ山です。
まずは鋸山ロープウェーで、山頂付近まで一気に登りましょう。上に登るにつれ眼下に海が広がっていきます。と同時に、切り立った岩肌が目の前に迫るダイナミックな景色を見ることができ、まさに“動く展望台”といったところ。到着した山頂駅にも展望台があり、浦賀水道からその奥に広がる三浦半島、館山方面の海も見渡すことができます。天候に恵まれれば富士山も見えるという広々とした眺望、なんとも気持ちのよい場所です。

展望台から「鋸山 日本寺」へと移動、山道を進んでいくと垂直に切り出された石切り場の跡を見ることができます。まるでどこかの遺跡に迷い込んだかのような岩壁に囲まれた道は、雰囲気たっぷり。そしてその道を抜けた先にあるのが、高さ百尺(約30.3m)の「百尺観音」です。目の前で見ると、その高さに思わず「おお」と感嘆の声を上げてしまうほど。昭和41年に完成したというこの大観音石像は現在、交通安全の守り本尊となっています。 ここから頭上を見ると、高くそびえる岩壁に小さな岩が突き出しているのを見つけることができます。次の目的地はあの岩の上、急勾配の石段を登り向かいましょう。

先ほど見上げた崖から突き出た小さな岩、その名も「地獄のぞき」にやってきました。およそ100mの高さにあり、手すりを頼りにその岩の先端まで行くことができます。空中を浮いているような感覚はスリル満点! 足がすくむような場所ですが、ここから見る山と海のパノラマビューは絶景として知られていますので、ぜひチャレンジしてみてください。ここでは、地獄のぞきの手前にある展望台から“地獄のぞきに立つ姿”を横から撮ってもらうのもおすすめです。この場所ならではの記念写真になるはずです。

2. 千五百羅漢・石大仏

約1,500体ある石仏が並ぶ山道を下り
日本一大きな大仏様にお参りしよう

ここからは、うっそうとした木々に囲まれた山道を下っていきましょう。木の根が張りめぐらされた道やトンネル状になった奇岩など、鋸山の自然を感じながら歩くことができるルートです。この道のあちこちに「千五百羅漢」と呼ばれるいくつもの石仏が安置されているのを見ることができます。その数合わせて1,553体、一体ずつ違う表情をしている石仏は江戸中期頃に彫り上げられたもので、苔むしていたりところどころ崩れていたり、その風化の様子からも長い歳月を感じます。深い緑に包まれた石仏群、どこか厳粛な空気を感じながら山道を下りました。

鋸山散策の最後にやってきたのは、磨崖仏としては日本一の大きさを誇るという「石大仏」です。正式名称を「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」といい、その高さは31.05m。奈良の大仏が18.18m、鎌倉の大仏が13.35mですから、その圧倒的な大きさがうかがえます。
大スケールのパノラマビューに遺跡のような石壁、大きな観音像や1,500体の石仏……見どころ満載の鋸山。最後は威風堂々と鎮座する大仏様の姿を目とカメラにしっかりと焼きつけました。

3. 袖ケ浦海浜公園・江川海岸

海に面した話題のフォトスポット
カリフォルニアのような景観と海に並ぶ電柱風景

千葉港の南部、東京湾に面し整備された「袖ケ浦海浜公園」。実は今、この公園のすぐ近くにある“通り”が撮影スポットになっているのだとか。訪れてみると海に面した直線道路にパームツリーの並木があり、この道の風景が「カリフォルニアに似ている!」と、いつしか“千葉フォルニア”、“袖フォルニア”と呼ばれるようになったのだとか。さっそくカメラを向けてみると、なるほど、日本とは思えないような開放感ある写真を撮ることができました。

千葉のカリフォルニアを撮影した後には、袖ケ浦海浜公園に寄ることも忘れずに。公園のシンボルである高さ約25mの展望塔は、東京湾を一望する風景だけでなく東京湾アクアラインや周囲の工場夜景なども楽しむことができるビュースポットです。澄んだ空気の中で西日が海をキラキラと赤く染め、東京湾に伸びるアクアラインのシルエットを印象的に映し出していました。とてもドラマチックな景色です。

木更津市にある「江川海岸」は、海の中に電柱が並ぶ幻想的な風景を撮ることができると今話題を集めている場所です。すでに使われてはいないというこの電柱、元は沖合にあったアサリ密猟の監視所へ電気を送るための立てられたもの。潮が満ちている間だけ海中に立っているように見える電柱、対岸にある製鉄所のシルエットと合わせ不思議な光景が広がります。もう間もなく日没の時間。沈んでゆく太陽により刻々と変わっていく海と空の色を逃すまいと、何枚も何枚もシャッターを切りました。

この場所で特に狙っていたのは日が沈んだ直後、空が美しいグラデーションに染まるマジックアワーの時間帯です。空の色が海にも映り込み、何ともいえない淡い色が世界を包み込んでいるかのようです。だんだんと空が暗くなっていくのにしたがって、対岸の製鉄所に明かりが灯っていくのが見えました。やがて空が真っ暗になり工場夜景がキラキラと輝き出すまで、数十分の幻想的なショーをたっぷりと堪能しました。

4. 海ほたるパーキングエリア

360度海に囲まれたパーキングエリア
東京湾の真ん中から地平線に広がる夜景を眺めよう

最後に向かったビュースポットは、東京湾アクアラインにある「海ほたるパーキングエリア」です。海の上に浮かぶように建つ海ほたる、千葉沿岸、三浦半島、横浜から川崎、羽田空港から東京のビル群まで……360度、東京湾の周囲をぐるりと一望することができるのはこの場所ならでは。今日は東京タワーやレインボーブリッジもはっきりと見ることができました。海底トンネルの掘削に使用したカッターのモニュメントなどもライトアップされ、展望デッキはロマンチックな雰囲気。夜の海ほたるも見どころ満載です。

木更津方面を臨む展望デッキへ向かうと、目の前にアクアラインを見ることができます。暗い海と水平線に輝く夜景を背景に道路が延びていく風景は、どこか未来都市を感じさせます。ここで、スローシャッターの撮影にチャレンジすることに。海を臨むビュースポットを求めてめぐった今回の旅。最後には、車のヘッドライトが織り成す光の絶景を写真に収めることができました。

ナビゲーター 岡田 純弥(おかだ じゅんや)

1993年2月1日兵庫県生まれ。モデル・役者をめざし大学で上京、元銀行員という肩書きもあります。空を見て歩くことが好きなのは、UFO探しだけでなく(笑)いい形の雲を撮影して友人に見せたいから。カメラ越しに見える男目線の世界を発信していけたらいいなと思います。
趣味:ゴルフ、楽器演奏、料理
好きな場所:オシャレなカフェ、木造の建物

お散歩の感想

百尺観音の圧倒的な大きさも地獄のぞきから見た絶景も、千五百羅漢の石像がミステリアスな雰囲気で並んでいたのも、鋸山はどれもインパクトがありました。海ほたるでは海底トンネルの掘削に使用した巨大なカッターの実物大モニュメントがあったのですが、こんな大きなもので海底を掘り進んだのだと思うと……夜景の美しさだけでなく、その技術にも感動してしまいました。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.鋸山ロープウェー

房総半島の西岸にそびえる標高329.5mの鋸山山頂までを、麓から片道4分でつなぐロープウェー。ゴンドラは千葉の花、菜の花の色をイメージした「かもめ号」と富津市金谷の夕陽の色をイメージした「ちどり号」があり、全面ガラス張りの車内からは大パノラマを眺めることができる。
住所:千葉県富津市金谷4052-1
電話:0439-69-2314
営業時間:2月16日~11月15日9:00~17:00、11月16日~2月15日9:00~16:00、元旦は 5:30より営業、毎年1月中旬に1週間ほど営業休止期間あり

1.鋸山 日本寺

約1300年前、聖武天皇の勅詔と光明皇后のお言葉を受けた行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所。かつては七堂、十二院、百坊を完備し、空海や慈覚といった名僧が訪れ修業した国内でも稀有な古道場としても知られる。鋸山の南斜面10万坪余りを境内としており、日本最大の大仏様や百尺観音像、千五百羅漢像など見どころも多い。
住所:千葉県安房郡鋸南町鋸山
電話:0470-55-1103
拝観時間:8:00~17:00

3.袖ケ浦海浜公園

海に面した憩いの場として整備を行い、2004年の4月に全面運用を開始した千葉県南部の親水公園。8ヘクタールある公園内には芝生広場や護岸沿いのプロムナード、公園のシンボルである高さ約25mの展望塔などがある。天気の良い日には東京湾アクアラインからその奥に広がる東京や横浜の街並み、富士山なども見ることができ、夜景スポットとしても知られる。
住所:千葉県袖ケ浦市南袖36
電話:090-1612-3767(管理者:塚原緑地研究所、9:00~17:00)

4.海ほたるパーキングエリア

1997年オープン、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインのほぼ中間地点にあるパーキングエリア。東京湾を360度見渡すことができる圧巻のパノラマビューだけでなく、レストラン、足湯や資料館、お土産コーナーなどがあり、年間約760万人が訪れる人気観光スポットにもなっている。
住所:千葉県木更津市中島地先
電話:0438-41-7401(エリア事業課)

※ こちらに掲載している情報は2017年12月07日現在のものです。

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